【インタビュー】大遊協青年部会 段 周精部会長

160123-1本誌 本日はお忙しい中、お時間を頂きましてありがとうございます。早速ですが、部会長就任からおよそ半年が経ちますが、就任の経緯を改めてお聞かせ下さい。

段周精部会長(以下敬称略) もともと大遊協青年部会長は1期2年で交代する慣わしがあり、昨年の総会をもって前部会長である光本(浩三)さんが任期満了を迎え、新部会長を選ぶ事となりました。今でも鮮明に覚えているのですが、総会より少し前の時期に突然、光本さんから「次の部会長は任せた」と声をかけられました。当時、私は副部会長に就いていたのですが、36歳という若さゆえ、次期部会長に選ばれるなど想像もしていませんでした。むしろ、青年部は45歳で卒業となりますので、回りの青年部会員には私よりも年上で経験豊富な方々がたくさんいらっしゃいましたので尚更です。若輩者である私が本当に就任しても良いのか、という悩みは絶えずありました。光本さんにその事を相談すると、「自分が指名するのであれば、きちんと任せられる人間にやって欲しい」と力強い言葉を頂き、覚悟を決め、立候補させて頂く運びとなりました。

本誌 前部会長から受け継いだものはありますか。

 光本さんは部会員全員で有益な情報を分かち合いたいとの理念から、メールやSNSを活用したネットワークを構築し、部会員同士の繋がりやコミュニケーションを図る仕組みを構築しました。私はその理念を引き継ぎ更に発展させるべく、現在、情報共有を円滑に進める為の手段として、LINEのグループを立ち上げました。全国青年部会の部会長会議や、業界誌から得た情報を、許可を頂けたものは全て部会員に報告し、常にフレッシュな情報を共有できるように心がけています。また、LINEを通して交流の場を設ける事で、今まで以上に親密な関係を築く事にも期待しています。そして、光本さんが部会長に就任されている時、大阪が全国青年部交流会のホスト県となりました。その時に光本さんから学んだおもてなしの精神も受け継いでいきたいです。コミュニケーションを大切にして、人を思いやるというホスピタリティの精神を、青年部会全体の理念として共有し、活動に反映させていきたいと思います。

本誌 どのような舵取りを行っていきたいと考えていますか。

 私はこれまでの部会長のように、リーダーシップがあるタイプではありません。ですので、自分が導いて行くというよりは、皆で力を合わせて共に部会をより良いものにして行きたいと考えています。就任の挨拶時にもお伝えしたのですが、青年部会員の皆様には業界が積み重ねてきた歴史をしっかりと認識した上で、未来の姿を考えていけるようになって欲しいと思っています。業界をより長く続けていく為には、過去の出来事をきちんと学ぶ必要があります。現在の業界の姿は過去の結果ともいえましょう。それは良い面もたくさんあれば、正していかなければならない事もあります。未来を考える、という事は過去を全てリセットするのではなく、先達の積み重ねてきた歴史を尊重し、踏襲した上で、現在の世情や感覚に合わせたシフトチェンジが必要だと考えています。青年部会はこのような「不易流行」の考えをもって、部会員全員で未来の為にしなければならない事を考え、その中で助け合いながら高め合っていける場にしていきたいです。

本誌 それを実現する為の課題はありますか。

 まずは部会員を増やすことです。現在、大阪の青年部会員は42名います。大阪は主要都市でありホールの件数も多いことから、全国的に比例して部会員の数も多いのですが、府下には62支部あり、全ての地域をカバーできていない状況です。支部組合長の様に各支部から1名、青年部会に参加できる体制を整えて行く事も大切だと考えています。現在、青年部会にはやはり加盟企業の2代目、3代目といった方々が多く参加しておりますが、部会の規定では経営者のご子息といった直系の縁故者でなくとも、例えば役員をはじめとする会社のフロントマンが活動に参加する事もできます。南(聖祐)副理事長が部会長時代に作った仕組みですが、青年部会員は親会である大遊協の委員会に参加でき、組合運営を勉強する事ができます。業界、そして大阪の現状を大局的に考える事で将来、理事・執行部に選任されたとき、組合の舵取りを行っていく、青年部の役割はそんな人材を育成する場でもあります。これまでの青年部活動の積み重ねでもあると思いますが、現在では既に支部の組合長を兼任している部会員が6名います。そのおかげで理事会や親会の各委員会の情報が鮮度を保ったまま青年部会で共有される事は非常にありがたいと感じています。

160123-2本誌 親会と連携した人材育成が求められるのですね。

 はい。そしてその為には青年部会としての組織強化も必要だと考えています。これまでは何かのイベントや行事がある度に、実行委員長を任命して、その方が中心に進行していました。このようなスタイルで部会運営が行えていたのは、強いリーダーシップを持った部会長が先頭を切って舵取りを行っていたからこそだと思います。しかし、私自身先ほども申し上げましたが、まだまだ年若く、以前までの部会長のような強力なリーダーシップを持ち得ません。だからこそ、組織を強化し部会員の皆様の力を借りながら物事にあたっていきたいと考えています。具体的には青年部の各種行事、例えば勉強会の企画、総会における講師探し、更には名刺作成に至るまで、大小関らず一つひとつのプロジェクトに対し、各委員会に仕事を振り分け、委員会内で全うして頂き、最後にまとめて報告を行う、という仕組みを作りました。各委員会の責任を高め、更には委員会内でのチームワークが高まる事で組織強化を目指したいと思います。現在ではLINEを通して委員会ごとに話し合いが行なわれ、委員会メンバーだけで集る機会も増えたと聞いています。


本誌
 全国青年部会を通じ、他府県の青年部同士の交流も活発になってきました。

 昨年10月に岩手で行われた全国遊技業青年部交流会では、20方面都府県から100名近い参加があり、大阪から16名の部会員が参加しました。私が部会長となって初めての交流会でいささか緊張もしましたが、大阪では聞けない他府県の情報や考え方を聞くことができ、とても有意義な時間を過ごせました。全国の同じ商売をしている同世代の人間が交流を行える場を築いて下さった先輩方には本当に感謝しています。また昨年の岡山県遊協青年部会の発足のように、新しい青年部会が増え、全国青年部会の広がりが拡大することも我々にとって喜ばしいことだと感じています。昨年で7回目となる交流会ですが、今後も年に1度、全国の青年部会員が交流を深めると共に、自己を高める機会となるために会のクオリティを向上できるよう努めたいと思います。

本誌 青年部会を代表する行事「未来っ子カーニバル」は、今年で30周年の節目を迎えるそうですね。

 私は大小に関わらず、全ての企業・団体は最終的に何かの社会貢献をするべきであると考えています。特にパチンコ業界は過去の歴史の中で、社会的地位向上に努めなければならない環境にありました。だからこそ一層、社会貢献活動に尽力する必要があるのではないでしょうか。その中で、未来っ子カーニバルは、大阪府下で保護者と一緒に暮らせない状況にある子供達に、クリスマスの楽しい一日をプレゼントする為の活動です。昨年の未来っ子カーニバル実行委員長を努めた野口さんが改めて強調してくれたのですが、大阪には約2000名の児童養護施設で暮らす子供達がいます。そして全国ではその数は2万1千人以上にもなります。この社会問題をまず僕たちは認識した上で未来っ子カーニバルを開催しなければならないと感じています。昨年も多くの関係企業・団体・そしてボランティア様の協力を得て、1800名を超える子ども達(引率含む)に来場して頂き、本当にたくさんの笑顔を見る事ができました。終わったあと、子ども達や施設から本当に多くのお礼の手紙が届き、今年もたくさんの笑顔が届けられてよかったと感極まるとともに、毎年楽しみにしてくれている子ども達の為にも、今後も継続していかなければならないと強く思いました。活動も今年で30周年という節目を迎える事になりますが、恒例行事としてただ行うのではなく、より子供達に楽しんでもらえる内容となるよう、部会員全員で取り組んでいきます。

160123-3本誌 この他、外に向けた活動にはどういったものがあるのでしょうか。

段 恒例行事として毎年、晩秋にラジオ局主催のイベントでブース出展を行っています。昨年は「MBSラジオ秋まつり2015」において、パチンコ・パチスロの無料体験コーナーを設置し、支援している福祉作業所で作られたセルプ商品の展示・即売を行いました。年配層を中心にパチンコファンに関らず多くの方が集るイベントです。たくさんの方々にパチンコ・パチスロの魅力を発信する事も継続して行っている大切な活動です。また、特に若年層をターゲットとした新規ユーザー獲得も重要課題としています。今までは特に彼らに向けて直接PRする機会はありませんでしたが、今年は若年層が中心に集るイベント、例えば音楽フェスなどにブースを出展し、PRを行ってはどうかといった企画も考えています。まだパチンコ・パチスロに触った事も無いというノンユーザーに対し、実機試打などを通じてパチンコ・パチスロの面白さが伝えられたら嬉しいです。

本誌 最後に、業界の未来を見据え、求められるものとは。

 先ほどの続きになりますが、若年層がホールに足を運ばない理由を考えたとき、業界の悪いイメージであったり、単純に遊び方が分らない、という理由から敬遠されている方も多いのではと考えています。我々は年齢的にも彼らに近い感覚があり、その視点に立って障壁を一つひとつ取り払って行く必要があります。娯楽の多様化によりパチンコが大衆娯楽の王様だと言われた時代は過ぎ去りました。インターネットの普及がそれを更に加速させたのではないでしょうか。しかし、スマホのゲームに課金するユーザーが多いことから、手軽な娯楽というものは常に求められ、それに投資するという感覚は現在においても存在します。パチンコ・パチスロは身近で手軽で楽しいものだ、という事をしっかりと伝える事が新規ユーザー獲得にも繋がるのではと思います。そして、それを世間に伝える方法は、各種SNSの活用など、一昔前よりも手法の幅は広がっています。そういった媒体を積極的に活用し、ノンユーザーを含め幅広い人に業界のPRを行っていく事が大切だと考えています。また、こういった取り組みは企業単位ではなく、業界全体で行っていく必要があります。時代の変化に柔軟に対応し、その時代に適した方法でしっかりとパチンコは手軽に安心して遊べる大衆娯楽である事をPRしていきます。

本誌 本日はありがとうございました。

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